さようなら


急ぎのお仕事があって出勤。カタついたので、国立競技場のファイナルイベントへ。ほとんどバックスタンドで観戦ってことが多かったから、最後も青山門から入場。バックスタンドの上段で観戦。まずは、サッカーレジェンドマッチ。クボタツ戸田和幸、盛岡隆三など懐かしいメンツも。GK田口のお腹が遠くからでも大きいのが分かる。続いて、ブルーインパルス展示飛行。ちょーかっこいい!男の子は憧れるね。続いて、ラグビーレジェンドマッチ。早明OB戦だ。50代、40代、30代それぞれで対戦。50代は、和気藹々モード。40代になるとスピードup、30代は、パワーもup。どの年代も、明治は前へ、早稲田は展開。それぞれの色を出す。今泉の1、2、3、4、5!のコールも起き、選手、観客共に、楽しんでいる。
そしてファイナルセレモニー。アスリート達が聖火リレー。吉田沙保理が、聖火台に点火。辻井伸行くんが、ピアノを演奏し、谷村新司が昴を歌う。そして、森山良子と今日の日はさようならを合唱。しんみりしたところで、スクリーンには56年の歴史を振り返る映像が映し出される。カールルイスが走ると、トラックにレーザー光線が走る。ブブカが飛ぶと、棒高跳びのバーが点燈。木村和司の伝説のフリーキックが炸裂すると、レーザー光線でピッチにボールの軌跡が走る。自分が一番印象に残っている場面、プラティニオフサイドなど、数々のアスリートの名場面を見ていると、目に涙が溜まってきた。年取ると涙もろくなるね。セレモニー終了。

いよいよメインイベントのピッチ解放だ。スタンドの前段からピッチに誘導される。自分は、上段で見ていたので、しばらく待つ。待つ。待つ。1時間経ってやっとピッチへ。裸足で歩いたり、寝っ転がったりして、芝生の感触を楽しむ。名残惜しいが、帰る決意を固め、去年、骨折しながら入場した代々木門から退場。これが最後の国立かと思うと、足が止まる。写真を1枚撮って、国立にさようなら。