金時山制覇


今年も親孝行しようと思い、母と兄を連れて2泊3日の箱根の旅へ。今回も母が父の写真を持って来たので計5人だ。前回行ったのは、去年だと思っていたが、ブログを見たら一昨年だった。ブログも役に立つなあと思ったが、分かったからってなんの役に立つのかとも思う。今回は、現地集合現地解散。15時チェックインなんで、15時にフロントに集合。北千住9:56発の青いロマンスカーに乗り込む。流石、週の真ん中水曜日。ガラガラだ。

11:54箱根湯本到着。時間潰しに、小涌谷で登山電車を降り、「千条(ちすじ)の滝」を目指す。ネットで調べたら徒歩20分。時間が余りそうなので、蝶々やカマキリをみつけながら、の〜んびりゆ〜っくり歩く。が、10分程で到着。さて、どうしよう。辺りを見回すと看板が。トレッキングコースが書かれている。明日、登山をするつもりなので、ザックに登山靴、それとmont-bellで買ったばかりのトレッキングパンツと装備バッチリ。片道30分、標高804mの浅間山(せんげんやま)に登ってみる。

コースを再確認。思ったより時間が掛かったり、道が分からなくなりそうな所があったら、即、引き返そうと決めて、いざ出発!早くも最大の難所に差し掛かる。「一人ずつお渡りください」と注意書きのある、小さな木の橋を渡る。所々穴が開いていて下が見える。恐怖心との戦いに打ち勝ち、橋を渡り、暫く登ると、無事、頂上に到着。浅間山制覇!下山して宿に着いたのが14:55。丁度いい時間潰しになった。母、兄と合流し、温泉に浸かり、ご飯を食べ、ダーツ、卓球で遊んで、また温泉に入ってお休みなさい。
ぐ〜っすり眠って、母、兄の部屋へ。「ごちそうさん」を一緒に見てから、朝ご飯を食べる。目一杯食べて、大満足。今日も別行動。母は、出掛けたくない(でも温泉には行きたい)とゆーので、兄とTVを見たり、カラオケしたりする。自分らは、金太郎伝説のある「金時山」へ。天気は、曇り。富士山は拝めそうにないが、雨じゃないから良しとしよう。バスに乗り込み、乙女峠バス停で下車。晴れていれば、ここからも富士山がどーんと見えるハズなんだけど残念。富士見茶屋でお茶と蒲鉾を購入。ついでにトイレを借りる(本当はトイレが目的なんだけど)。お店のおばちゃんがお茶を出してくれたので、茶をすすりながら暫し立ち話。「これから登るんですか?今日は頂上は空いてていいですよ。土日は、頂上は人で一杯で、ご飯を食べられなくて降りてきたって方もいましたよ」「じゃ、今日は頂上で寝っ転がって来ます」「気を付けて行ってらっしゃい」と見送られお店を出ると美味しそうな草餅を売っている。誘惑に負けて購入。準備運動をしていざ出発!まずは、ネットで調べた通りに、バスの進行方向へ道路を歩く。!?トンネルがあるって書いてあったけど無い。そー言えば、バスでトンネルを潜ってきたなあ...ネットを書いた人は、逆から来たのね。踵を返し、再び富士見茶屋の前。前方にザックを背負った人発見!やっぱり逆だった。

無事登山道入口に到着。気持ちを新たに登山開始だ。富士山5合目まで登山の経験を活かし、小股でなるべく段差の少ない所を選び登る。約40分で乙女峠に到着。晴れてれば、ここからも富士山がどーんなんだけどなあ。なので、看板だけを背景に記念撮影。このポーズは、乙女をイメージしたそうだ。乙女峠は、「千石原の娘が父親の病気を治そうと、峠の先の地蔵堂に日参し、満願の日に父親の病気は治ったが、彼女は雪に埋もれて死んでしまったと伝えられている。彼女の霊を哀れみ、乙女峠と呼ばれている」とゆー悲しいストリーがあるそうな。見晴らしのいいベンチに座って、草餅を食べる。遠くの山の中腹に煙がもくもく。大涌谷らしい。エネルギー補充して出発。長尾山を過ぎ、ちょっと下ってまた登り、約70分で金時山山頂に到着。マサカリ担いで記念撮影。お腹が空いたので、金時茶屋に入ると金時娘さんがお出迎え。きのこ汁とおにぎりを注文。きのこ汁をすすり、おにぎりを頬張っていると、おばちゃんが5人やって来た。金時娘さんや他のお店の人とおしゃべりして、店に張られた芸能人の写真を見てはぺちゃくちゃ。そして、何も注文せずに出て行ってしまった。オレには出来ない。嵐の過ぎ去ったお店を出て芦ノ湖大涌谷を眺めながら、蒲鉾を食べる。晴れてれば富士山がどーんなんだけどなあ(しつこい)。休憩終了。金時神社を目指し、金太郎伝説を巡りながら下山する。

かなり急な道を下る。こっちから登るのは大変だ。乙女峠から登って良かった。「金時宿り石」の看板が左目の隅に入った。あった!と思い左を見るとでっかい石がどーん!思ったよりデカイ!思わず「デカッ!」と声を上げてしまった。ここは、「金太郎と母である山姥とが暮らしていたとされる大岩」だそうだ。ちょっと歩いて、金時神社奥の院に到着。この岩の上に登るとでっかいマサカリが置いてある。またまたデカッと声を上げる。

少し歩くと、ゴールの金時神社に到着。あれ!?金時手鞠石(金太郎がお手玉として遊んだ岩)と金時蹴落石(金太郎が蹴落としたとされる岩)を見逃してしまった。無事登山を終えたことを感謝し、参拝。大きなマサカリで記念撮影をして終了。千石バス亭まで歩いてバスに乗り宿へ帰る。温泉で疲れを癒し、ゆっくり晩御飯を食べ、ゆっくりお話しして楽しい時間を過ごす。また、みんなで来ようね。