飛騨高山&白川郷

−1日目−

新幹線で名古屋駅に到着。次に乗るひだ7号は、事前に調べていたホームと違うことが発覚。やばい! 何故、焦っているかとゆーと、アメトークの立ち食いそば芸人で紹介された「住よし」できしめんを食べようと思っているから。乗り継ぎ時間がないので、事前にホームの何処にあるかを調べておいたのに。どのホームも端にあることは調査済み。一か八かで東京側へ向かってホームを歩く。「住よし」と書かれたお店発見。ビンゴ!オススメしていたかき揚きしめんを注文。食べてみると...フツーだった。飛騨高山駅に到着。前3両は、富山まで行き、後ろ3両はここまでってことで、切り離し作業を行っている。改札へ行こうとすると妻が立ち止まった。切り離し作業をじっくり観察している。まさかここに喰い付くとは。10年一緒に暮らしていても、謎は全て解き明かされていない。


宿に荷物を預け散策。妻リクエストその1。高山ラーメンを食べに行く。決めていたお店「桔梗屋」に到着。なかなかの佇まい。大丈夫かな?と不安になりながら入店。一口すすると、ほっと安心する味。美味しかったぁ。妻リクエストその2。飛騨牛を食べに、「六拾番」へ。昔ながらの街並みが残る「さんまち」を食べ歩きできるように串焼きになっている。これも美味しい。でもかなりの脂。1本で十分。お次は、自分リクエスト。酒蔵で利き酒。「平田酒造」へ。自分は、思い切って一番高い1杯250円の「酔翁」。妻は、一番安い100円の「蔵酒」。「蔵酒から飲んで下さい」との説明を受け、試飲開始。う〜ん、“これぞ日本酒”って感じで美味しい。次は、酔翁。古酒だけあって、黄金色。とーってもまろやかだ。ゆーっくり味わって2店目「二木酒造」へ。自分は、ちょっと抑えて1杯150円の「氷室」、妻は、またまた1杯100の「玉の井」。氷室うまい!お気に入り。2杯で身体も顔もポカポカ。目の周りがピンク色に。


飛騨牛のにぎり寿しを食べに「坂口屋」へ。ぺろりと平らげる。さんまちをふらふら歩き、吸い寄せられるように酒蔵へ。本日3杯目。いい気分。高山陣屋を見学し、帰り道で飛騨牛コロッケを食べて宿に帰る。ひと眠り&ひとっ風呂浴びて夕ご飯。飛騨牛しゃぶしゃぶ&焼肉で、ご飯4杯も食べてしまった。「食べ過ぎたから、ちょっと休憩したらお散歩でも行こうか」と言ったが、眠くなって就寝。

−2日目−

朝ご飯を食べて(3杯も食べてしまった)散歩がてら朝市見学。妻が遠巻きに小豆を物色。それを見た露天のおばちゃんが、綱を引くように手繰り寄せるパフォーマンス。引き寄せられるようにおばちゃんの前へ。小豆購入。高山を後にし、白川郷へ。本日お世話になる合掌作りの宿「源作」に荷物を預け、城山展望台へ行こうと思ったら、「五平餅が食べたい」と妻。高山で食べるタイミングを逃したそうだ。「あっちにあったよ」と歩き出す。そこらへんのチェックは抜かりない。「これ、もち米ですか?」「お米を潰したものですよ」とお店の人と会話しながら、食べる。甘い味噌が美味しい。


仕切り直して城山展望台へ出発!シャトルバスがあるが、歩いて行く。食べ過ぎだしね。なんなく到着。紅葉の山に囲また合掌作りの家。ミニチュアみたいで、とってもかわいい。展望台を降り、合掌作りの家々を散策。ゆ〜っくりと時間が流れる。「どぶろく祭りの館⇒」の表示を見てふらふらと矢印のほうへ。「天下の奇祭 どぶろく祭り」ののぼりで、興味を持ったが入館料300円で躊躇う。が、「どぶろくの試飲できます」を見て入館。ビデオ、人形や模型を見てどぶろく祭りをお勉強。館内を一通り回ってお楽しみの試飲コーナーへ。「お神酒として作ることを許されていて、作る量も決められているんですよ」「水とお米、麹だけで作るから、その年によってアルコール度が違います」などの説明を聞きながらどぶろくを飲む。ちょっとすっぱいけど、甘味もある。美味しい。「2杯まで飲めますが、如何ですか?」と言われ、即、杯を差し出す。「もし、よろしければもう1杯どうですか?」と言われ、妻は断ったが、自分は、再び杯を差し出す。3杯飲んで大満足。後で、「私も3杯飲めば良かった」と妻。後の祭り。沢山歩き回って、足が棒。チェックインの時間になったので宿へ。


部屋に通され、女将さんから唐突に「英語できます?」と聞かれる。「ダメです」と答えると、「フランスの方がいらっしゃるんですよ。わかんなくて」と女将さん。高山でも宿の人が外人さんと一生懸命会話してたな。ひと眠りしてから歩いて5分ほどの温泉へ。ゆーっくり温泉に浸かり疲れを癒す。温泉から出ると、外は真っ暗。あいにく曇り空で星は見えない。宿に帰って寛いでいると、おばちゃん達の声が。部屋は襖で仕切られているだけなので、まる聞こえだ。夕飯は、宿泊客みんなで、ひとつの部屋で食べる。その部屋には、囲炉裏があって、薪が焚かれている。部屋の中は、煙だらけ。「立ってると煙いですよ」と言われ座ったが、座っても涙目のまま。宿のご主人が囲炉裏に蒔きをくべながら「茅葺の茅は、ススキなんですよ」とか「この煙に防菌、防虫効果があるんですよ。最近は、囲炉裏を焚くところが少なくなりました」「そのお米は、自分で作ったものです」などと、お話ししてくれた。とっても優しそうなご主人だった。今日の宿泊客は、おばちゃん6人グループと外人さんカップルと自分達。隣には、外人さんカップル。浴衣を着て、器用に箸を使って食べている。「浴衣似合ってますね」とか「箸上手ですね」とか話し掛けたかったけど、なんて言っていいのかわからず。フランス語は、ボンジュール、メルシー、シルブプレ、ジュテーム、オバだけだもんね。英語もダメだし。残念。結局、ご飯を食べ終わった後、バイバイと手を振っただけだった。部屋に戻って、おばちゃん達の話し声を子守唄に就寝。
−3日目−

朝ごはんを食べに囲炉裏の部屋へ。今日も涙目になりながらご飯を食べる。とってもお米が美味しい。昨晩同様、今朝もおひつを空にする。囲炉裏に薪をくべながら「外人のお客さんは、朝一のバスで帰りました」と女将さん。異文化交流ならず。宿に荷物を置かせて貰って、バスの時間まで白川郷探索。すこーし雨が降っているので、風情のある番傘を借りる。食べ過ぎなので、再び、城山展望台へ。今度は違う道で登ってみる。こっちの道は舗装されていない山道だ。なかなか手応えあり。帰りは昨日と同じ道で。どぶろくの味が忘れられず、休憩ついでに酒屋さんへ。1杯500円のどぶろくを飲む。昨日のほうが美味しかったな。宿の中を探検できなかった(ひとん家だもんね)ので、一般公開している茅葺屋根の家を見学に。まずは、神田家へ。玄関を入ると薪を焚いた囲炉裏の部屋。ちょうどおじさんが説明していたので聞く。2階3階には、昔の農機具なんかが展示してある。次に明善寺郷土館へ。ここはお坊さんが住んでいるところだそうで、「こちらの襖は空けないで下さい」てなことが書いてあしました。なんだかんだでバスの時間が迫ってきた。バスに乗り込み、高山へ舞い戻る。

帰りの電車まで時間があるので、再び、さんまちをぶらり散歩。ちょっと小腹が空いたのでカフェに。小さいたい焼きを買って、2階の飲食スペースで町行く人を眺めながら食べる。そろそろ時間です。駅に向かいますか。ふらふら歩いていると、「飛騨牛まん本舗」の看板。既に白川郷飛騨牛まんを食べたけど、なんとなく食べたくなって購入。食べてみると、ちょーウマ!今回の旅も、よく食べたね。