農三昧


目覚ましが鳴る数分前に目が覚める。横を見ると、妻も目を覚ます。朝御飯を食べ、今日は、畑ではなく、田んぼへ出発。田植え体験に参加するのだ。畑だけでは飽き足らず、とうとう田んぼにまで手を出してしまった。
田植え後、田んぼに放鳥する、合鴨ちゃん達も到着。控え室で出番待ちしているところを眺めていると、一斉に右に行ったり、左に行ったりしているが、1匹だけ弱々しいのがいる。みんなに体当たりされたり、踏んづけられたりで可哀相。挫けず立派に育ってね。



いよいよ田んぼに侵入。自分の担当箇所まで行くのにも一苦労だ。植えつけ方を教わって、田植え開始。ただ差せばいいと思っていたが、結構難しい。早くも腰が痛くなってきた。周りの子供達は、顔まで泥まみれになっている。1時間やったところで終了。二人で20平米くらいしかできなかった。昔の人は、とんでもない広いところを手で植てたなんて、よくやったなあ。



去年、獲れたお米で作った、おにぎりを貰う。とっても美味しい。労働後の御飯は、更に美味さ倍増だ。休憩中に合鴨ちゃんとスキンシップ。とってもかわいい。
休憩が終わり、最後のイベント。合鴨の放鳥。今植えたところに放つと、植えたばかりだから、抜けてしなうので、隣の田んぼに放鳥。田んぼに解き放たれた合鴨達が、一団になってあっちこっちに動き回る。中には、苗を啄ばんでいるヤツがいるぞ。大丈夫なのか?



そんな合鴨を見ていると、突然、変な生き物が現れた。ガーヤちゃんという、マスコットだ。鴨鍋をモチーフにしていて、鍋に入って、背中にはネギを背負っている。子供が、「あれ、手が見えたから人だよ」と言っている。
収穫まで、いろいろとイベントを考えているみたい。その都度、連絡が貰える。楽しみが、一つ増えた。


一旦家へ帰って、畑へ出発。そら豆が黄色くなっている。オーナーに相談すると、今年は、軒並みやられているとのことなので、諦めてゴボウをやってみることに決定。泣く泣く、そら豆を抜き、堆肥、石灰を撒いて鍬で耕し、種を植える。終わったころには、6時を回っていた。今日は、農業一色だった。