スリーショット

姉が、大腸の内視鏡検査を受けることに。一人じゃイヤだってんで誘われた。何か無ければ受ける機会がないから受けてみることに。去年、兄も検査した本郷の病院で検査する。ここの病院、なかなか評判がいいようで、半年前に予約。実家に姉も一緒に前泊。何十年振りかの親子水入らず。
−step1−
下剤をコップ5杯の水と一緒に飲む。
−step2−
800mlの水に下剤を溶かし、ちびちび飲む。ポカリみたいな味だ。そろそろ寝ようかと思ったところで、お腹が痛くなる。トイレへ急行。眠れないのでTVを見ながら、しばらくトイレとTVの前を行ったり来たり。少し治まったところで寝る。4、5回トイレへ。寝た気がしない。
−step3−
step2と同じことを再び。なかなか喉を通らない。しばらくポカリを飲みたくない。
全て飲み干し、お腹が治まって来た頃に家を出発。病院へ着くと、待合室で下剤を飲んでいる人が。遠方の人は、ココで飲むみたい。でも、トイレが男女1コづつだからキケンだね。しばらくして姉が呼ばれる。続いて自分。待合室で、紙のような素材の服に着替える。お尻に切れ目が入っている。そわそわドキドキしながら待つ。外から姉の声。終わった様だ。そして自分が呼ばれる。ベッドの上に横ばいになり、麻酔を打たれる。「ちょっと強い麻酔です。眠くなってきました?」と看護師さん。「いや、まだ...」と答えたら目がトロン。「あっ眠くなってきました」と即、訂正。先生登場!スポっと挿入。全然痛くない。だから人気があるのかな?自分も腸の中をモニターで見ながらの検査。ミクロの決死船だ。イソギンチャクみたいなのが出てきた。「小腸です」と先生。ここから戻っていく。ポチっとしたものが見える。「ポリープですね」と先生。なんか飛び出てきて、ポリープを摘まみとる。またしばらくミクロの決死船。だんだんお腹がパンパンになって苦しくなる。「空気抜きますね」と先生。おっ楽になった。これは、おならが出てるってことなのか?と思いながらも為す術べもなく身を任せる。もう一つ、ポリープを摘まみとられ、そろそろ出口。「直腸は、見逃しやすいのでしっかり調べますね」と先生。何も見つからず、終了。お腹が張って苦しかったくらいで、検査前の下剤の方がはるかに辛かった。「お腹の中に水を入れましたから、おならは気を付けて下さい。トイレでした方がいいですよ」との看護師さんの言葉に素直に従い、早速、トイレで水を出す。しばらく待って先生からの説明。この先生、チョー早口。聞き逃さないように集中。「1、2ミリのポリープを2つ取りました。10日後に検査結果が出ます。その頃にメール下さい。結果を返信します」との説明をなんとか聞き取り、大腸の中の写真をお土産に貰って終了。お腹が空いた。兄、姉と三人でお昼ご飯を食べる。このスリーショット、何十年ぶり?